11/18(土)19(日)働き方研究家の西村佳哲さんをお迎えしました。
一日目の午前中は、西村さんのお仕事をご説明いただきました。
「みなさんは作り手のアウトプットを見ているわけですが、その前の段階には情報を含んださまざまなやりとりがあります。そこに出来ているものから、別のものが見えたとき、より大きな統合が起きます。」
(西村さんのHP「リビングワールド」HP http://livingworld.net/ )
午後は、3人一組になり「Co-interview」というグループワークが行われました。
aさん→bさんにインタヴューをする間、cさんは二人のやり取りを黙って見守ります。
インタビューを受ける人は、相手の目線や言葉から逃げずに、自分自身でいなくてはなりません。
それを交互に繰り返し、インタビューが一周します。
次は、aさんとbさんが、cさんについて語り合います。
自分に関する情報が流れますが、cさんは黙って聞かなければなりません。自分を外在化する訓練を通して、お互いに"ちゃんと関わる"研究をしました。
そして、2日目の朝。
清々しい秋の陽の光が差し込む空間で、西村さんは「ワークショップへの疑い」についてお話して下さいました。
「今は、どこでもWSという言葉を使っていますが…
あらかじめ何を作るか決まっていて、整えられた環境に人が誘導されることをWSとは言わないのではないでしょうか。」
いつ頃から、どういう使われ方をしてきたのかを説いて下さった後、WSの扉は開かれました。
私たちは、論考のやり取りから、その人の存在が顔を出す瞬間を、体験的に共有しました。
前日の流れを踏まえ、自由度の低いところでも健やかな仕事を作るには、何が大切かを学びました。
西村さんのワークショップが終わって一週間…まだまだワークショップは続いています。
投稿者 spacelab : 12:39 | コメント (0) | トラックバック (0)
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